2022年8月4日カテゴリー:

雁行堤(がんこうてい)

大雨による川の氾濫や土砂災害などで大きな被害が発生している地域があります。

学校付近も昔は笛吹川が何度も氾濫し、人々が苦しんだという記録が残されています。

この水害を防ごうとしたのが、領主の武田信虎と言われ、子である武田信玄に工事を命じました。

信玄は孫子の兵法を治水に応用したとされ、差出を起点とする「雁行堤(がんこうてい)」を建設しました。

これは、武田信玄の戦法を基に考えられたと言われる「甲州流川除方」の堤防です。

また、今の万力林となる植林を行ったと言われています。

今でも万力公園の中に「雁行堤(がんこうてい)」の一部が残っています。

当時の人々の苦難と努力を学ぶとともに、それをしっかり伝承しながら、現代に生きる私たちも防災意識を持たなければなりません。