2022年9月30日カテゴリー:

スライド映写機

地歴公民科準備室前に昭和時代のものと思われる古い機械が置いてありました。

廃棄予定の物のようです。

気になって見てみると、スライド映写機で機種名は「CABIN Ⅱ」、購入は昭和48年と書いてありました。

一緒に地理や歴史に関する大量のスライドがありました。昭和41年購入と書いてあるので今から56年前の代物です。

丁寧に保存されており、綺麗だったのでまだ使えるか試してみました。セッティングに手間がかかりました。「マガジン」と呼ばれるケースに写真のネガフィルムから作られたスライドを一枚一枚差し込んで映写機にセットして電源を入れると、白黒ともカラーとも言えない画像が映し出されました。サイズは小さいですが、画質は鮮明でした。スライドは自動で送られ、付属のリモコンでも操作できました。インターネットで調べてみるとこの映写機のメーカーであるキャビン工業株式会社は現在存在していませんでした。

今はパソコンで画像や動画データをディスプレイに簡単に写せる便利な時代ですが、このアナログの機械のような過去の時代を経て今があるという事を忘れてはいけないと思いました。